山形の西洋なし(10月上旬〜12月下旬)
山形県は西洋なし生産量日本一です。山形県で西洋なしが栽培されるようになったのは明治8年頃。最初に作られたのは山形県高畠町だと言われています。
はじめの頃は缶詰用として盛んに作られていました。その後大正初期に「ラ・フランス」が山形県内に入り、昭和40年代ごろから缶詰から生のフルーツへと需要が移ると「ラ・フランス」の美味しさが注目され、西洋なしの知名度も一気にアップしました。
「ラ・フランス」は1864年、フランスのクロード・ブランシュ氏が発見し、その美味しさに「我が国を代表するにふさわしい果物である!」と賛美したことから「ラ・フランス」と名前がついたと言われています。
ちなみに現在、フランスでは生産されていません。その理由は栽培が難しいこと。
「ラ・フランス」は病害虫や台風の影響を受けやすく、きめ細やかな管理が必要です。